関西鉄道協会都市交通研究所は、関西鉄道協会の調査研究活動の一部門として昭和40(1965)年11月10日に発足し、その活動は50年を越えています。本研究所は、交通事業者側と学術研究者側との共同研究、共同調査、情報交換の場という研究所発足当時からの基本方針を守りながら、ユニークな研究調査活動を続けてまいりました。また、研究委員会報告書の刊行、都市交通関係の文献資料類の収集、日本交通学会関西部会などとの共催による研究会の開催、海外交通事業視察調査などの各種活動も行っています。本研究所は、阪神電気鉄道(株)、阪急電鉄(株)、京阪電気鉄道(株)、近畿日本鉄道(株)、南海電気鉄道(株)の在阪大手私鉄５社、および大阪市高速電気軌道(株)、西日本旅客鉄道(株)を維持会員とし、この事業に協賛した名古屋鉄道(株)、神戸市交通局、および京都市交通局を賛助会員として構成されています。今後も、本研究所の各種活動の充実にますます力を注ぐとともに、近畿地方における交通や鉄道運輸のさらなる発展に向け、情報発信や提言を行っていく所存ですので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
関西鉄道協会 都市交通研究所 所長
正司 健一
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